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令和 3年第4回定例会(第5号12月21日)

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  1. 広陵町議会 2021-12-21
    令和 3年第4回定例会(第5号12月21日)


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    令和 3年第4回定例会(第5号12月21日)             令和3年第4回広陵町議会定例会会議録最終日)                 令和3年12月21日               令和3年12月21日広陵町議会               第4回定例会会議録最終日)  令和3年12月21日広陵町議会第4回定例会最終日)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  松 本 貴 子     書     記  島 田 剛 至 ○議長吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。     (A.M. 9:59開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第61号 広陵行政財産使用料条例制定について    議案第62号 広陵町議会政務活動費交付に関する条例及び職員服務宣誓に関す           る条例の一部を改正することについて    議案第63号 固定資産評価審査委員会条例の一部を改正することについて    議案第68号 令和3年度広陵一般会計補正予算(第9号)    議案第71号 訴え提起について  2 議案第64号 広陵道路占用料に関する条例の一部を改正することについて    議案第65号 広陵特定教育保育施設及び特定地域型保育事業運営に関する基準           を定める条例の一部を改正することについて    議案第66号 広陵国民健康保険条例の一部を改正することについて    議案第67号 広陵都市公園条例の一部を改正することについて    議案第69号 令和3年度広陵国民健康保険特別会計補正予算(第1号)    議案第70号 令和3年度広陵水道事業会計補正予算(第2号)    議案第72号 町道路線認定について    議案第73号 葛城市・広陵介護認定審査会共同設置規約変更について    議案第74号 葛城市・広陵障害支援区分判定審査会共同設置規約変更について    議案第75号 奈良広域水質検査センター組合規約変更について  3 議案第76号 令和3年度広陵一般会計補正予算(第10号)  4 議員提出議案第9号 選択的夫婦別姓制度の導入について議論を求める意見書について  5 議員提出議案第10号 コロナ禍による米価下落対策を求める意見書について ○議長吉村裕之君) それでは、これより議事に入ります。  先ほど議会運営委員会が開かれ、本日の議事日程について協議されておりますので、議会運営委員会委員長より報告願うこととします。  山村議会運営委員会委員長! ○議会運営委員会委員長山村美咲子君) 議会運営委員会は、本日、12月21日に委員会を開き、令和3年第4回定例会最終日議事日程について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。  本日の議事日程でございますが、お手元に配付しております日程表のとおり決定しております。  まず、日程1番では、議案第61号、第62号、第63号、第68号及び第71号の5議案について、付託されました総務文教委員会委員長より委員会報告をしていただきまして、その後、議案ごと質疑討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程2番では、議案第64号、第65号、第66号、第67号、第69号、第70号、第72号、第73号、第74号及び第75号の10議案について、付託されました厚生建設委員会委員長より委員会報告をしていただきまして、その後、議案ごと質疑討論を行い、採決をしていただきます。  次に、町長より議案第76号について追加提出されましたので、日程3番において議題とします。委員会付託は省略し、趣旨説明を受けた後、質疑討論を行い、採決をしていただきます。  次に、日程4番及び日程5番において、意見書に関する議員提出議案議案議題とします。議員提出議案第9号については、谷議員より、第10号については、八尾議員より提出され、所定の賛成者がありますので、それぞれ提案趣旨説明をしていただきまして、質疑討論の後、採決をしていただきます。  以上、議会運営委員会報告とします。 ○議長吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本日の議事日程は、委員長報告のとおり、お手元に配付した日程表とすることに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、本日の議事日程は、日程表のとおり決定しました。  それでは、日程1番、議案第61号、第62号、第63号、第68号及び第71号を議題とします。  本案について、総務文教委員会委員長より委員会審査の結果について報告願うことにします。  谷総務文教委員会委員長! ○総務文教委員会委員長(谷 禎一君) それでは、報告させていただきます。  総務文教委員会は、10日の本会議において付託されました5議案につきまして、16日に委員会を開き、慎重に審査いたしましたので、その結果を御報告いたします。  まず初めに、議案第61号、広陵行政財産使用料条例制定については、行政財産使用したい場合の手続の流れはどうなるのかとの質疑に対し、まず、使用許可願提出していただき、行政財産設置目的外使用してよいか役場で審査を行う。使用を許可する場合は、使用許可書を発行するとの答弁がありました。  町内のどういった建物が本条例に該当するのかとの質疑に対し、さわやかホールグリーンパレスなど町が設置している建物は、ほぼ行政財産であるため、これらも該当するとの答弁がありました。  その他、質疑答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第62号、広陵町議会政務活動費交付に関する条例及び職員服務宣誓に関する条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第63号、固定資産評価審査委員会条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第68号、令和3年度広陵一般会計補正予算(第9号)については、ふるさと納税で町民がほかの自治体に寄附した額と町外の方が広陵町に寄附された額は幾らかとの質疑に対し、令和2年中において、町民が他自治体に寄附した額は約2億6,080万円で、税額控除額は約1億1,200万円となる。この税収分については、75%が地方交付税補填されるため、補填後の減収分は約2,800万円となる。一方、町外の方が広陵町に寄附された額は約3,900万円で、町に残る額は半分の約1,950万円となる。補填後の減収分、約2,800万円との差額で、約850万円が財政的に見ればマイナスとなるが、町内企業の振興という効果があると考えているとの答弁がありました。  児童手当システム改修委託料内容についての質疑に対し、来年度から現況届提出不要となること、また、特例給付所得上限額が設けられることに対応するためのシステム改修であるとの答弁がありました。  ふるさと会館費損失補填金について、補填額積算根拠は何かとの質疑に対し、令和2年度決算において、はしお元気村は132万6,934円の黒字、グリーンパレスは770万9,039円の赤字となっている。これらの施設は、広陵いきいきプロジェクトが指定管理者として運営しているため、それぞれの決算を相殺すると、最終合計が638万2,105円の赤字となる。また、現在のグリーンパレス平均利用件数は、平成29年及び平成30年の件数と比べて7割減少しているため、今回の赤字補填分は、最終合計の7割分としているとの答弁がありました。  その他、質疑答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第71号、訴え提起については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、簡単でありますが、総務文教委員会審査結果報告といたします。 ○議長吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第61号、広陵行政財産使用料条例制定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第61号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号、広陵町議会政務活動費交付に関する条例及び職員服務宣誓に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。
     質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第62号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号、固定資産評価審査委員会条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第63号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号、令和3年度広陵一般会計補正予算(第9号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第68号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号、訴え提起についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第71号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。  それでは、次に、日程2番、議案第64号、第65号、第66号、第67号、第69号、第70号、第72号、第73号、第74号及び第75号を議題とします。  本案について、厚生建設委員会委員長より、委員会審査の結果について報告願うことにします。  吉村厚生建設委員会委員長! ○厚生建設委員会委員長吉村眞弓美君) 厚生建設委員会は、10日の本会議において付託されました10議案につきまして、16日に委員会を開き、慎重に審査しましたので、その結果を御報告申し上げます。  まず初めに、議案第64号、広陵道路占用料に関する条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第65号、広陵特定教育保育施設及び特定地域型保育事業運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第66号、広陵国民健康保険条例の一部を改正することについては、産科医療保障制度に加入していない病院はあるのか、また、出産費用は42万円で足りるのか、少子高齢化や、子供を産みたくても産みにくい環境の中で、現場での考えはどうかとの質疑に対し、奈良県内では全て制度に加入されている。出産費用については病院によって様々であり、42万円でも足らない場合があるのが現状である。帝王切開等保険適用がある場合については、42万円以下で収まることもある。その差額分についてはお支払いしている。出産育児一時金については3分の1が公費、3分の2が一般会計からの支出になっており、今の段階ではこの金額になると考えているとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第67号、広陵都市公園条例の一部を改正することについては、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第69号、令和3年度広陵国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第70号、令和3年度広陵水道事業会計補正予算(第2号)については、まず、採決に至るまでの経過を御報告させていただきます。  10日の本会議質疑において、笹井議員より、水道補償について、事故対応処理及び契約関係内容説明が不十分であるとの指摘があり、厚生建設委員会において、資料報告及び説明を求める依頼がありました。これにより、16日の厚生建設委員会において、理事者より、事務処理及び予算執行の流れを時系列にした資料の提出があり、担当課長より詳しく説明を受けました。その説明に対し、議員も必要な質問をし、納得をするという経過をたどり、議会として間違いがないよう慎重審査を行ったことをまず冒頭に御報告させていただきます。  質疑につきましては、追加工事補償費として遅延分の1,500万円についての請求額はいかがなものかとの質疑に対し、補償費については、内容を分けて精査し、重複することのないよう積算している。ガス噴出事故から約1か月間、現場が封鎖され、杭打ち機が搬出できなかったため、その分の費用が非常に大きい。請求額については、村本建設と何度も見積りのやり直しや、粘り強い交渉を重ね、内容をきちんと精査した上で、積極的に働きかけて値引き交渉に取り組んでいく予定との答弁がありました。  また、リーダー式ケーシング回転掘削工法は適正に行われたのかとの質疑に対し、当初、普通の重機で進めようとしたが、深過ぎて重機も届かず、多くの土砂を掘り起こし、民間道路にも支障を及ぼすため、リーダー式ケーシング回転掘削工法とした。この工法で、杭を1本ずつ計7本抜く作業を行ったとの答弁がありました。  その他、質疑答弁を受け、慎重な審査をいただいた結果、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第72号、町道路線認定については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第73号、葛城市・広陵介護認定審査会共同設置規約変更については、旧當麻町から新庄町への事務所移転の経緯についての質疑に対し、當麻庁舎建物の耐震及び老朽化につき、事務所移転されるものとの答弁があり、反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第74号、葛城市・広陵障害支援区分判定審査会共同設置規約変更については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第75号、奈良広域水質検査センター組合規約変更については、質疑及び反対意見もなく、採決の結果、何ら異議なく、全員一致で可決すべきものと決しました。  以上、簡単ではありますが、厚生建設委員会審査の結果報告とします。 ○議長吉村裕之君) ありがとうございました。  ただいまの委員長報告に対し、各議案ごとに審議します。  それでは、議案第64号、広陵道路占用料に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第64号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号、広陵特定教育保育施設及び特定地域型保育事業運営に関する基準を定める条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第65号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号、広陵国民健康保険条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。
             (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第66号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第67号、広陵都市公園条例の一部を改正することについてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第67号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号、令和3年度広陵国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第69号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号、令和3年度広陵水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  谷議員! ○8番(谷 禎一君) 今回のこの件に関しまして、反対の立場で討論をさせていただきます。  厚生建設委員会審査されました。経過も説明されました。概略を説明しますと、経過を説明しますと、旧の水道局の建物について除却し、それで売却前には、町は多額の調査費をかけて、それで建物除却を計画しておりました。  2番目には、町は、施工業者を選定して、埋設物も併せて解体撤去を発注しております。3番目に、施工業者による解体撤去が完了しました。そして、4番目には、町は解体撤去工事完了を確認して、民間企業に土地を売却したと。5番目に、民間企業は、施工業者による基礎工事を開始しております。6番目に、ガス事故が発生して工事が中断したと。そして7番目に、警察の事故調査が始まりまして、それが終わったら、町は再調査費として2,900万円を専決したと。8番目に、再調査は専門調査会社でなく、施工業者に発注したと。9番目に、施工業者は調査会社に依頼して調査を完了した。その後10番目に、町は調査完了をし、安全を確認した後、民間企業は施工業者による基礎工事を再開した。そして11番目に、施工業者は杭工事で埋設物を確認し、工事が中断した。12番目に、施工業者は対処工事を行い、工事費等の損害金を町へ請求と。13番目に、民間企業は遅延損害金を町へ請求と。そして両方の金額として、計2,500万円の請求となったというのが今回の工事の流れでございます。  一般の住民から言うと、町はどんな契約をして、どんな発注をしているのかと。そして、施工業者はどんな工事をして、またどんな検査をしたのかというふうになるわけです。このような話を、私は1級建築士事務所をして30年間、土地及び建物の設計工事に関わってきて聞いたことはありません。これで迷惑を被るのは土地を購入した民間企業者と必要でない工事費等を町税で支払われる町民でございます。はっきり言って、私の受忍限度を大きく超えるもので反対といたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論はありませんか。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 谷議員反対がございましたので、賛成の立場で討論いたします。  一連の流れを今説明されましたが、これも順番に議論していって、今回、最終的に1,500万円の補償を予算化するということで、この問題の終結に向けて業者とも協議できると。予算の裏付けなしでは先も進まないという流れで、委員会でもいろいろ議論させていただきまして、職員説明に対して責任を持つという言葉も聞かせていただいておりますので、賛成いたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議案第70号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長吉村裕之君) 起立12名であり、賛成多数であります。  よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号、町道路線認定についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第72号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号、葛城市・広陵介護認定審査会共同設置規約変更についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第73号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号、葛城市・広陵障害支援区分判定審査会共同設置規約変更についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第74号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号、奈良広域水質検査センター組合規約変更についてを議題とします。  先ほどの委員長報告に対し、質疑に入ります。
     質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第75号は、委員長報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。  次に、日程3番、議案第76号、令和3年度広陵一般会計補正予算(第10号)を議題とします。  お諮りします。  議案第76号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、議案第76号については、委員会付託を省略することに決定しました。  本件について、説明願います。  吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼します。本日、追加議案を上程させていただきます。  別冊で配付しております議案書の1ページをお願いいたします。  議案第76号、令和3年度広陵一般会計補正予算(第10号)について御説明申し上げます。  本件につきましては、子育て世帯への臨時特別給付金について、先行給付分5万円分に対しては専決処分して御承認をいただきましたが、自治体の判断により年内に現金10万円の一括給付も可能とする国の指針を受けまして、急遽、追加で補正予算を提案させていただくものでございます。  補正額は、第1条にありますとおり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1,530万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ148億270万7,000円とするものでございます。  10ページ、11ページの歳出をお願いいたします。  3款民生費で、子育て世帯臨時特例給付事業として、追加分3億1,530万5,000円を計上しており、大部分は、一番下で子育て世帯臨時特例給付金3億1,450万円となります。対象は、専決処分の報告の際に御説明申し上げましたが、保護者の所得が児童手当の本則給付の受給者と同等未満である世帯の子供となります。高校3年生までの子供たちで、6,290人分を見込んでおります。残りは、消耗品や郵便代等の事務費を計上させていただいております。  なお、給付に当たりましては、さきの専決分と合わせまして、1人10万円の現金給付を行わせていただきます。これら本補正の財源につきましては、全額国庫補助金を計上いたしております。  以上で、一般会計補正予算(第10号)の説明とさせていただきますので、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長吉村裕之君) これより、本件について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 今回、所得制限で漏れ落ちるというか、もらわれない人数と世帯数だけ教えてください。 ○議長吉村裕之君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 今、申請を必要としない方が約600人強になります。今、申請を必要とされる方については、今現在申請を受け付けさせていただいておりますので、その人数というのはちょっと把握できておらないという状況でございます。ただ、今申請を受けさせていただいていたりとか、一般的に約1割というふうに言われておりますので、広陵町においても、約600人強というふうに把握をしております。ちょっと広陵町のほう所得階層高い部分もございますので、700人弱というところで検討させていただいております。 ○議長吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  お諮りします。  議案第76号を原案可決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長吉村裕之君)  異議なしと認めます。  よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。  次に、日程4番、議員提出議案第9号、選択的夫婦別姓制度の導入について議論を求める意見書については、谷議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  谷議員! ○8番(谷 禎一君) それでは、意見書の朗読をもって提出とさせていただきます。  選択的夫婦別姓制度の導入について議論を求める意見書。  平成30年2月に内閣府が公表した世論調査において、夫婦同姓も夫婦別姓も選べる選択的夫婦別氏(姓)制度の導入に賛成または容認すると答えた国民は66.9%であり、反対の29.3%を大きく上回ったことが明らかになりました。  しかし、現行の民法では、婚姻時に夫婦のいずれか一方が姓を改めることと規定しています。このため、社会的な信用と実績を築いた人が望まない改姓をすることで、一部の資格証では旧姓の使用が認められない、姓を維持するために法的な保障の少ない事実婚を選択せざるを得ないなどの事態が生じています。  政府は、旧姓の通称使用の拡大の取組を進めていますが、ダブルネームを使い分ける負担の増加、社会的なダブルネーム管理コスト、個人識別の誤りのリスクやコストを増大させる等の問題も指摘されています。  さらに、平成27年12月の最高裁判決に引き続き、令和3年6月の最高裁決定においても、夫婦同姓規定が合憲とされる一方、夫婦の氏に関する制度の在り方については、国会で論ぜられ、判断されるべきであるとされたところですが、依然として国会での議論は進んでいない状況です。  よって、国におかれては、反対意見にも留意し、選択的夫婦別姓制度の導入について積極的な議論を行うよう強く要望いたします。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出いたします。  令和3年12月21日 奈良県広陵町議会  内閣総理大臣岸田文雄様、法務大臣古川禎久様  以上でございます。 ○議長吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 本意見書反対の立場で討論いたします。  総務委員会で全会一致ってもうびっくりしましたんですけれども、私、この夫婦選択別姓、総選挙とかで議論されて、マスコミも取り上げられて、ブームみたいになっていますね。その後、私なりに勉強いたしまして、私の親しいもんにいろいろ聞きますと、誰一人そんなんほしくない、どっちでもいいという意見でございました。この意見書については、広陵町の住民さんが過半数あるような意向を調査の上で出されるんやったらいいんですが、日本全体のマスコミ世論に振り回されて、広陵町議会も同調するいう形は、私は納得できませんので、反対いたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  千北議員! ○3番(千北慎也君) 反対意見がございましたので、賛成の立場から討論をさせていただきます。  今の反対討論にもあったように、選択的夫婦別姓の導入については様々な議論があるところかと思われますが、この選択的夫婦別姓制度と申しますのは、明治時代に法制化された伝統的な家制度の抜本的な改革を強く望むというものではなく、やはり旧姓をオフィシャルな氏として使いたい方が、その別姓を選択したいという人が選べない。外国人と結婚したときは別姓選べるにもかかわらず、日本人同士の場合は、例外なく同姓にしなければならないという点が最も問題だというふうに考えております。  旧姓併記での対応が可能だという意見もあるところかと思いますが、併記された旧姓には法的な効力が認められておりません。どういうことが起きるかというと、例えば、銀行口座や各種サービスの登録において、旧姓だということは示すことはできますけれども、その旧姓をサービスの登録時に使えるかどうか、あるいはそのまま継続できるかどうかというところは、やはりサービス提供者の判断にゆだねられているところでございます。やはり夫婦別姓を強制することに関しては課題が多いと思われますので、選択的夫婦別姓制度の導入について、国においてしっかりと議論をしていただきたいと思いますので、意見書の採択については賛成です。  以上です。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 賛成の立場で討論をいたします。  千北議員もしっかりと御意見を述べられましたので、重複するところは省きます。  それで、12月1日の議会運営委員会で、共産党議員団がこの原案提出しましたところ、議会運営委員会は、総務文教委員会でよく審議をしてくれと、こういう決定になりまして、それで先ほど坂野議員も御紹介があったように、そこで総務文教委員会では、委員会提案にしたいということになりました。ただし、文言の中身に一部容認できないものがあるので変えてほしいと、こういうことになったわけであります。提案者の私のほうで、その意見をとりまとめをしまして、一応の案を作って出しましたところ、そのことについてもさらに修正をしてほしいんだということで、議員の中からいろんな意見が出ております。私は、議会でこういう意見書を決めるときに、こういう展開になったのは本当に久しぶりなんです。これはやっぱり提案者の私としては、抜本的なところが何か取り除かれたようで悔しい思いがしておりますが、逆にそこまで考えていなくても、立場が違っても、この問題については、やはり苦労しておられる方が自ら望むということであれば、同姓を望む方は自由にされたらいいわけだし、苦労しておられる方が別姓を選択できるということがやっぱりこの際大事なのではないか。  調べますと、国に対して、令和元年には44本、令和2年には58本、令和3年には132本の意見書提出をされているそうです。その中身は、この制度の導入を求めるという立場の意見書が一つ、それから、議論を促進してほしいという意見書が一つ、それから、法制化をしてくれという意見書が一つあります。だからそれぞれ地方議会も本当に悩みながらこの問題に向かい合っているわけでございまして、はやりのようなことだから、私らは意見書を出したわけじゃなくて、現に困っておられる人があるんだから、その人たちをどうにかして救済をしたいと、こういう思いでございますので、賛成をいたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案については、反対者がありますので、起立により採決します。  議員提出議案第9号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長吉村裕之君) 起立10名であり、賛成多数であります。  よって、議員提出議案第9号は原案のとおり可決されました。  次に、日程5番、議員提出議案第10号、コロナ禍による米価下落対策を求める意見書については八尾議員から提出され、所定の賛成者があり、成立しておりますので、これより議題とします。  朗読させます。  局長! ○議会事務局長(鎌田将二君) 朗読 ○議長吉村裕之君) 本案について、提案趣旨の説明をお願いします。  八尾議員! ○14番(八尾春雄君) それでは、意見書の中身を読み上げます。  コロナ禍による米価下落対策を求める意見書。  食料品やガソリン・建材資材などの高騰が家計を圧迫する一方で、米価の下落が米農家を直撃しています。米価の下落は新型コロナウイルスの感染拡大による需要の減少が最大の要因であり、コロナ禍は事実上の災害と言えます。奈良県農協の県産ヒノヒカリの買上げ価格は1俵(60キロ)1,800円下落の1万1,500円で昨年を上回る下落幅となり、50年近く前の米価となっています。
     昨年のウンカ被害に続く米価の下落に対して、多くの米農家は、米価の暴落で機械も買い替えできないので、もう米作りを止める、あるいは、米作りを諦める人が集落で益々増えて放棄地だらけになるなど農家の営農意欲を減退させる米価暴落に危機感が広がっています。  コロナ禍による米の「過剰在庫」分は国が責任をもって市場から隔離すべきであり、その責任を米の生産農家や流通事業者に押し付けることは許されません。  今、政府による緊急買入れなどの特別な隔離対策が必要です。コロナ禍というか大きくて経験したことのない危機的事態の中で、農業者の経営と地域の農業を守るため、次の事項について実現されるよう強く要望いたします。  記  1.コロナ禍の需要減少による過剰米の在庫を政府が緊急に買い入れ、米の需給環境を改善し、米価下落に歯止めをかけること。  2.政府が買い上げた米を生活困窮者・学生などへの食糧支援で活用すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出します。  令和3年12月21日 奈良県広陵町議会  宛先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、内閣官房長官の各位でございます。  少し説明をいたします。  皆さんのお姿を見ておりますと、胸にSDGsのバッジを付けておられる方、それから役場の幹部職員も付けておられる方があります。17項目のSDGsの目標の中の1番目と2番目には、貧困と飢餓の根絶と、国連が2030年に達成を目指すこの17項目のうちの二つが今回のこの貧困と飢餓の根絶ということになっております。  国連は、2018年12月に、農民の権利宣言を採択をいたしまして、家族農業の10年ということで位置付けて、小規模の家族農業の経営が持続可能になるようにしなければ、国際的な環境も守ることができないんだということを訴えているわけであります。  今回、これに見られるように、厚生建設委員会の議論の中でも、実は2人の米作りをしておられる議員さんがおられまして、それで発言を聞いておりましたら、いや、安くて困っているけれども、何とか努力して、縁故米などで少し高めに買っていただいているんだと、こういうことがあるんですけれども、それが全ての農家に行き渡るわけではありませんし、人件費も出ないと。先祖から預かった土地を自分の代でほかの人に手放すというのも申し訳がないと、こういうことを言いながら、果たして自分の子供たちにこの家族農業を引き継いでいけるのかどうかということに大変不安な、そういう方の委員の御意見がございました。こういうときには、コロナ禍で苦労しておられて、全国あちこちで食料品の応援ということで、以前は年越し派遣村などというようなこともありましたけれども、いろんなところでいろんな食糧を応援するから取りに来てくれと、こういうこともされているわけでございます。  そうして、米の値段をやっぱり買い支えていただかないと、再生産の意欲がわかないということです。私も北陸の、それも戦前の小作人の次男坊ということで生まれましたので、父親がどんな苦労してきたのかは重々分かっております。米だけでは暮らしていけないというので、男の子3人おりましたけれども、誰も農業を継がないという選択をせざるを得なかったということで、こういうことになっているわけであります。私自身の問題でもあるなと、こういうふうに思っているわけです。  いろいろお立場もありましょうけれども、ミニマムアクセス米を中止してもらえないかということを最初は入れていたんですけれども、御意見でこれは取ってほしいと。国際的な約束はやっぱり果たす必要があるんじゃないかと。分かりましたと、それじゃあ、いさぎよく取りましょうということで取っております。妥協をしておりますので、ぜひそこらあたりもくみ取っていただいて、御賛成をいただきますようによろしくお願いをして、提案としています。よろしく。 ○議長吉村裕之君) これより、本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。  討論ありませんか。  堀川議員! ○2番(堀川季延君) 今、意見書の中でるる説明もいただきました。納得できるところもあるんですけれども、この意見書内容につきまして、反対の立場で討論させていただきます。  全国的に農家の高齢化、後継者不足は深刻な問題でありまして、次の世代につながらない投資はしないといった考え方から、米作りも止めようという思いの人が増えているのは確かだと思います。ただ、平成16年の食糧法改正により、米流通が完全に自由化され、売り手・買い手が入札取引きから相対取引きへ施行が変わり、個人で米販売の販路を拡大しておられる農家も多く見られ、奈良県農協への買取り価格を上回る価格で販売される方も多いようでございます。  意見書内容は、単に米価を上げる政策を望んでいる一方、この2番目では、社会的弱者の存在を持ち出し、関連付けて米価を上げようとしているようにも読み取れます。日本では230万トンの米の在庫がありますが、一つには、人口の減少や高齢者の食の多様化、いわゆる小麦粉を使ったような麺類であったり、そういった食料に高齢者の人は少し変わってきているようにも思います。なども影響し、ますます消費の減につながっています。米価を単に上げようとするとかえって消費者への経済的負担にもつながり、痛しかゆしの状況で、より米離れが加速することになります。現在、奈良県の奨励米ヒノヒカリは、60キログラムで1万1,500円の買取り価格に対して、1万5,000円から1万6,000円で販売されている農家の方も、私もそうなんですけれども、おられるようでございます。  ちなみに、平成27年の買取り価格は1万1,100円でございました。以降、4年連続で価格が上昇し、令和元年には1万4,500円となっております。過去の動向からだけで今後の米価格の下げ止まりは予測できませんけれども、稲作農家にとって、どういった政策を期待しているのか、提出議員が真に見極められた上で意見書提出を望むのであり、この意見書には反対といたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 賛成の立場で討論いたします。  堀川議員は、お米農家としての立場で言われておられますけれども、この意見書には、過剰米の在庫を政府が緊急に買い入れて需給環境を改善して、下落に歯止めをかけることと、そして2番目には、買い上げたお米を生活困窮者、学生などへの食糧支援で活用することとなっています。私は、この2番目のこの活用がすごく大事ではないかと思って、そのことを主に討論させていただきたいと思います。  コロナ禍の下で1日1食に切り詰めるなど、食べたくても食べられない人たちが今増えているんです。それは皆さんお分かりやと思うんです。国と自治体、フードバンクや子ども食堂など、官民合わせた食糧支援が今切実に求められていると思います。ところが、今年6月に公表された消費者庁の委託調査で、日本の食糧支援対策の並外れた貧弱さが浮き彫りになっています。同庁の諸外国における食品の寄附の実態等に関する調査によると、フードバンクへの食品の寄附量は、アメリカの739万トンに対し、日本は2,850トンで、わずか0.4%に過ぎません。このフードバンクというのは、寄附された食品を独り親世帯、シングルマザーなどや高齢者世帯、障害のある方など生活困窮者に無償で届ける活動を行っています。50年前にアメリカで誕生して、日本では20年前に活動がスタートしました。アメリカやフランスでは、フードバンクが集める食品のうち、約3割が政府の提供によるものです。また食品の寄附に対する税制優遇も運営費に対する助成も充実をしています。こういう公的支援を伴う恒久的な食糧支援制度がないのは日本だけなんです。  農水省が2010年の報告書で、日本においても余剰農産物等をフードバンクに回すことができるような仕組みづくりについて検討の余地があると指摘をしています。今この過剰在庫分を、こういう今本当に毎日食べるものに困っておられる、私たち日本共産党が発行している赤旗新聞には毎日のようにいろいろそういうフードバンク、食糧支援に学生さんたちがたくさん来られて、もう本当にお米とか白菜とか、いろんなものを頂いて助かっている、そういう声が毎日載っていますし、ほかの新聞も多分載っていると思うんですけれども、そういうために、この過剰米を政府が緊急に買い入れて食糧支援で活用すること、このことが載っている、この意見書は本当に今可決していただくことが大事ではないかなと思いますので、賛成といたします。 ○議長吉村裕之君) ほかに討論ありませんか。          (「なし」の声あり) ○議長吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。  本案について、反対者がありますので、起立により採決します。  議員提出議案第10号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          (賛成者起立) ○議長吉村裕之君) 起立3名であり、少数であります。  よって、議員提出議案第10号は否決されました。  しばらく休憩します。     (A.M.11:07休憩)     (A.M.11:08再開) ○議長吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  堀川議員! ○2番(堀川季延君) 失礼いたしました。御指摘の中で、平成16年の食糧法改正によりという一文の中で、売り手・買い手が入札取引きから相対(そうたい)取引きへ施行が変わるという表現をいたしましたが、入札取引きから相対(あいたい)取引きへの施行が変わるということで、表現を訂正いたしたいと思います。 ○議長吉村裕之君) 以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、これで会議を閉じます。  本定例会に付議されました事件は、全て終了しました。  令和3年第4回定例会は、これにて閉会します。     (A.M.11:09閉会)  以上、会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し、ここに署名する。        令和3年12月21日             広陵町議会議長   吉 村 裕 之             署名議員      山 田 美津代             署名議員      笹 井 由 明...